保存問題
京橋三丁目にある 片倉工業旧本社ビルが解体される。
大正11年竣工だから、このビルは86年目で解体されることになる。日本のビルの平均寿命が30年程度と言われているので、約3倍の寿命である。
JIA保存委員会は、このビルの歴史的価値を再認識していただけないかという要望書を片倉工業に提出することになっている。この要望書は、全てを保存せよというものではなく、何らかの形で建物の価値を伝えられないか。そのために、建築家の専門家集団として出来ることはしますというもの。
中央地域会もこの趣旨に賛同し、要望書に連名することを検討している。
発表されている再開発案を見ると、ごく平凡な意匠であるが、緑豊かな広場を計画している。しかし、これまでの日本の建物の寿命を考えると、この再開発された建物も、30年で解体される可能性が高い。2050年には、解体再開発が議論されているだろう。その時、今回のような保存問題が一般の人から出るのだろうか?
(投稿 藤沼)
大正11年竣工だから、このビルは86年目で解体されることになる。日本のビルの平均寿命が30年程度と言われているので、約3倍の寿命である。
JIA保存委員会は、このビルの歴史的価値を再認識していただけないかという要望書を片倉工業に提出することになっている。この要望書は、全てを保存せよというものではなく、何らかの形で建物の価値を伝えられないか。そのために、建築家の専門家集団として出来ることはしますというもの。
中央地域会もこの趣旨に賛同し、要望書に連名することを検討している。
発表されている再開発案を見ると、ごく平凡な意匠であるが、緑豊かな広場を計画している。しかし、これまでの日本の建物の寿命を考えると、この再開発された建物も、30年で解体される可能性が高い。2050年には、解体再開発が議論されているだろう。その時、今回のような保存問題が一般の人から出るのだろうか?
(投稿 藤沼)
by chuouchiiki
| 2010-01-31 14:09
| 活動